
9月19日 下北沢クリパルジャパンスタジオでの、最後のヨガクラスを受けました。
当初はジェントルクラスだけの予定でしたが、キャンセル待ちのモデレートクラスも奇跡的に受けられることになり、トシさんのスタジオでの最後の2クラスを満喫しました。
スタジオが下北沢に移転した2011年夏に初めてトシさんのWSを受けてハートを居抜かれて以来、ずっとクリパルヨガを続けてきました。ちょうど離婚してひと月後のこと、これからどう生きていくのか、何をどうしたらいいのか、何も分からないとき。ただクリパルヨガの扉が私を待っていてくれました。
直ぐに惹き込まれて、スタジオに週何度も通いはじめ、次の年には教師トレーニングへ。そしてその年の暮れに訪れた次男の死。空虚な日々の中で、当時はただスタジオに通うことしか出来ませんでした。クリパルヨガのたくさんのツールは、自分の内面に目を向け、今あるがままの自分を様々に感じさせてくれました。

スタジオが閉店するというお知らせをもらって、この10年をずっと振り返っていました。呼吸して、体を感じて、自分の内面を見ることにより、自己を知るという自己探求をずっと続けてこれたのだと思います。最後のジェントルクラスで、トシさんはヨガナンダのお話を引用されました。何かをなそうとしたりもっとうまくやろうとするとき、私たちは今にいられなくなる。今というリアリティーから遠ざかり、今を十分に生きることができない。今ここにあるからだと呼吸を感じて体験を深めるとき、私たちは本来の自分に戻ることができる。トシさんのリードで、今の自分を十分に感じながらジェントルクラスを終えると、何とも言えない慈しみの感情がわき上がって、涙が頬を流れました。自分がここにいられてよかった…という深い安心と信頼。
その日、家を出る前に短い瞑想をしたとき、私は今までクリパルヨガからずっと逃げていたなと感じました。何かしら理由をつけて、もうそろそろここから(人生から)降りていいんじゃないかとずっと思っていた..。今はじめて感じるかのように、もっと奥にあるものにふれてみたい..と思った日、少し何かを手放せたような気がします。
トシさんのモデレートクラスは、クリパルヨガのエッジの概念についてのお話から。
エッジとは、きつすぎないけど緩みすぎて退屈な場所ではなく、大抵苦しくて辛い場所でもあるけれど、そこに何らかの可能性を感じなければ無理に留まる必要はないと。自分の人生をもっと大切にしてくださいと話されました。

ひとつひとつエッジを探りながら選択するヨガは、今に留まり自分を活かす可能性を探り続ける人生そのもの。自分を責めず、評価しない。ただあるがままで今ここにいればいい。
体験から学ぶ…という、何よりも大切なクリパルヨガのエッセンスを長い年月をかけて学ばせてもらいました。本当に感謝しています
トシさんとまきこさん
クリパルサンガの仲間たち
そして大好きなスタジオに心からありがとう
これからも人生のヨガと共に
Jai、Bhaguwan


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