311詩と祈りの会(ほびっと村瞑想会)

深く心を傾けたほびっと村瞑想会「311詩と祈りの会」が昨日終り、大きなエネルギーが流れた後の淋しさがひたひたと心に沁みてくる。あれから9年なのだと改めて思う。
9年前のあの日、あの時、私がいた場所。そこから今に向かって迷いながらも真っ直ぐに、この道を歩んできたのだと思う。

311のことを大切に思っている方々が20名近く集まってくださり、とても和やかな奥行のある会になった。5名のスタッフと参加者の方も合わせた9名が持ち寄った詩を読み、体をほぐし、311のシェアリングと祈りのワークと瞑想、そして歌を歌った。司会は島田啓介さん。

私が読ませてもらった詩は志樹逸馬さんの「種子」「曲がった手で」「涙」「わたしはこんな詩が書きたい」13歳でハンセン氏病に罹患して、何も知らされずに療養所に一人残され、病と向き合いいのちと向き合い詩を書き続けた詩人です。
他にも山尾三省、長屋のり子、ティクナットハン、水城ゆうさん、自作の詩が選ばれ、祈りの歌と石井みやこさんのシンギンボールの響きが「ほびっと村」をかけめぐった。

体ほぐしの二人ヨガは、クリパルヨガのワークショップではよく使われる手法で、お互いのからだにふれながら、場を暖める(リラックスして笑いをとる、いや和やかにする)役目をする。この時期大丈夫かなと心配したが、とても楽しんでもらえたようで嬉しかった。

そして、311のシェアリングの後は、祈りのワークとして私が「手のひらの瞑想」を。鳥飼美和子さんが合掌の気功をしてくださった。
祈りには、手のひらが欠かせない。
手は個体発生の細胞分裂のとき、心臓からまず生えてくるのだと聞いたことがある。
ハートにつながる手のひらの旅をリードさせてもらった。
この手で触れたいもの、そして受けとりたいもの、次の世代に手渡したいものに思いを向けて…。
最後は土屋美穂さんのウクレレで『見上げてごらん、夜の星を』をみんなで歌った☺️

わたしたちの311から見えてきたもの。感じられたこと。終わった後、声をかけて下さった方の言葉も嬉しかった。シェアリングで共有する思い、すれ違う心…何が起きていても、今の自分が見えてくる。これで良かったのだと思えた。

こんな時期だからこそ、豊かな安全な場をつくり、内省を深めることの大切さを思う。
ご参加くださった皆さま、お一人お一人に感謝と敬意をこめて✨

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