ほんとうの願い (マインドフルネス連続講座)

☆「人と関わる人のためのマインドフルネス~本気で身に着ける連続講座」

6月から11月まで約半年間かけて取り組んだマインドフルネス連続講座が終わり、終了証を戴きました。

今年前半は私の年齢も飛躍的な年でしたし、大きなヨガトレーニングを受講しつつ、ヨガの仕事はなかなか思い通りに運びませんでした。プライベートでも元家族がシリアスな病気で倒れたので、心の深いところが揺さぶられるような時期でした。そんな時、やはり瞑想に取り組みたくなりました。

昨年から瞑想講座でご縁が出来た、ティク・ナット・ハン師の様々なご本の翻訳をされている島田啓介さんからマインドフルネスの講座を本気で受講することにしたのです。

マインドフルネスの仏教的な背景や実践法を講座で学び、仲間と共に毎日自分で選んだ課題(宿題)に取り組み、温かい学びの場を提供してもらいました。今まで見えていなかった自分の奥にある本当の気持ちや願いが、少しづつクリアになっていくのがわかりました。

最後日は、共に学んだ皆さんと一緒に一日瞑想会。

短い時間ヨガをさせてもらい、ゆっくり呼吸と体を見つめる島田さんの「ボディ・スキャン」を体験して、皆でお弁当を「食べる瞑想」。

その後、近くの代々木公園で「歩く瞑想」。

自分の意図を一歩一歩刻みながら、ゆっくり秋の公園を歩くと、たくさんの家族や人々が賑やかに遊ぶ中、声を交わすわけでもないのに、みんなが大地と空の下で繋がってここに生きていることを感じました。

「もし、あと3日しか生きられないとしたら、あなたはどこで誰と何をしますか?」

自分自身に問いかけながら、本当の心からの願いやこうありたい自分と向き合いました。

私は特別なことは何もしなくて、ただいつものようにヨガをし、学び、指導する~普通の日常があればいいと思いました。ただ先に逝くことを母に謝らなければならない。親より先に子が旅立つのは、どんなに辛いことか、私はよく知っているから。

縁ある大切な家族、大好きな仲間たちに「ありがとう。元気でね!」と告げます。景色のよい心地よい温泉のある静かな宿で、ゆっくり美味しいご飯を食べるのもいい。一人でもいいし、誰かと一緒でもいい。

本当に私が欲しかったのは、安心してありのままでいられる居場所。

それはどこか別の場所にあるのではなくて、自分の中に存在している。

今ある日常が、本当は何よりかけがえがなく、美しいと私は知っている。それを大切に味わい、慈しんで毎日を過ごせたらいいなと心から思います。

墓碑銘には、自分を表す一文字(漢字)「福」を選びました。

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    BLESSING YOGA & LIFE

        ♡ 福 

    自己を探求し、誠実に正直に生き

 生命の輝きと光を放って、他者を愛し愛され

安心してありのままでいられる居場所を作った

                  クリパルヨガ教師 二人の息子の母

                                           松倉福子 ここに眠る

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あるがままの自分を感じて、微笑んで慈しんで生きること

意図をもって、日々を過ごすこと

大切な家族や仲間とのつながりを忘れないこと

いのちは続いていく✨

ご一緒した皆さま

安心して、ありのままでいられる、素敵な居場所をありがとう。

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