昨秋に引き続きIRest瞑想のWSを受講しました。
リチャード・ミラー博士が開発した Irest Yoga Nidra Meditation は、(単なるリラクゼーションにとどまらない)、心と体を一体化して健康や治癒やウェルビーイングへアプローチをするもので、PTSDや不安症、不眠症、慢性痛、うつ病、化学的依存症等を効果的に和らげ軽減する研究結果をもとに、現役(元)軍人や受刑者や公的機関に適用されているプログラムです。
まずリラックスして今を感じる
いくつかの問いかけを通して、自分の意識に現れる感覚、感情、呼吸、思考、イメージ、記憶などを認識し、受けとめる問いかけをします。
これらの変化する経験を通して、相応しい対応を探ります。
私にとっては、瞑想的なアプローチをするクリパルヨガとフェニックス・ライジング・ヨガセラピーのダイアログをミックスしたような印象がありました。
古典的なヨガの伝統哲学が源流にあり、ヴェーダ~サーンキア~タントラの流れをくんでいるとのこと。
これはまさしく、クリパルヨガの源流にある哲学と同じ流れです。
10のステップのはじめの3つは、San Kalpa(サンカルパ)…ハートから生まれ、やがて時を経てそうなるもの
①自分のいのちの本当の願い
②それを果たすための目的、目標をできることから始める
③インナーリソース(自分の中にある平和、安らぎ、落ち着きの感覚)につながる
「インナーリソース」とは、自分が安心してリラックスでき、平和な気持ちになれる場所や、人や、ものにふれているときの自分をイメージします。
そして、それがからだのどの部分でどんな風に感じられるかを探り、実際にその感覚を体験します。
その安らぎや穏やかさとの繋がりをリアルに感じることが出来るようになることは、不変の観ている意識をやしない、必ずしも快だけではない現実を生きるときに、私たちを支え勇気づけてくれるのです。
問いかけをしながら、快と不快を交互に感じることや、徐々にネガティブなものを感覚として受け入れる練習(今出来ること)をします。
問いかけのステップを統合していくことにより、
観るものと
観られるもの
その間にある観ているという行為(to be)
これらを実際の感覚として感じさせてもらえたこと
二人瞑想なども、とても興味深い貴重な体験でした。
講師のFuyuko Hirasawa Toyota さんは、オーストラリアで日本人としてIrest を伝えている方で、慈愛に溢れた素敵な方。どんな質問にも深く真摯に答えてくれます。
今秋11月には、創始者のリチャード・ミラー氏が来日されるとのこと。
とても楽しみです。